洪(ホン)性弼 牧師
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ルカの福音書 12章 4節～5節
“4.わたしの友であるあなたがたに言います。からだを殺しても、その後はもう何もできない者たちを恐れてはいけません。
5.恐れなければならない方を、あなたがたに教えてあげましょう。殺した後で、ゲヘナに投げ込む権威を持っておられる方を恐れなさい。そうです。あなたがたに言います。この方を恐れなさい。”

会社で偉い人だったら、私を他のところへとばしたり、懲戒を下すことはできるでしょう。ましてや場合によっては解雇することもできるかもしれません。しかし、それ以上はできません。会社を辞めた私にソウルへ行けだの、日本へ行けだのと指図できますか。いいえ、できません。
この現実も同じです。いくら力や持った者だとしても、最悪の場合でも自分を殺すことしかできないということです。それ以上はどうすることもできません。そして、それだけですか。じゃあ自分自身は死にませんか？いいえ、自身もいつかは死にます。そして生前にいくら大きな権力を持っていたとしても、自分が死んだ後に天国に入るか地獄に落ちるかを決められる権限はありません。
その権限は誰にありますか。そうです。全能なる神様にあるということを信じる皆様であらんことをお祈りします。私たちが頼らなければならない方は神様です。それは私たちを助けてくださる方だからです。
そして、その神様を見せてくださった方がまさしくイエス様です。イエス様がいらっしゃるから、イエス様が見せてくださったから、私たちは信じることができるのです。
それでは神様はイエス様を通して私たちに何を見せてくださいましたか。それは、十字架に架けられて私たちの罪を贖ってくださったことと、よみがえりを見せてくださったので、私たちは神様を信じることができるのです。
いくら大きな力を持った人だとしても、私たちを地獄に投げ込める力はありません。そして、いくら大きな力を持った人だとしても、いくら信仰の厚い人だとしても、いくら立派な牧師や神学者だとしても、人の力では、誰かを神の国に入るようにできる力を持った人もいません。その力はただ神様にあるのです。
私たちは救いに至る真の道であり、真理であり、命であるイエス様、王の中の王であり、神の中の神であるイエス様、私たちの救い主であるイエス様を信じ頼ることにより、十字架の血潮にて私たちの罪を全て洗い、神様の導きに従ってこの地で喜びの中で生き、ついには天の御国に入る栄光を得られる私たちであらんことを主の御名においてお祈りします。

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