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野球選手たち、特にプロ野球選手はどんな人生を送ってきたでしょうか。幼い頃から野球を続けて、数十年もの間に数百回、数千回の試合をこなしてきたはずです。それこそ、その国で最も野球の上手いことで有名な人々が集まった場所がまさにプロ野球チームなのです。
正直、それくらいだったらもう訓練しなくてもいいんじゃないでしょうか？そう思われるかもしれませんが、違います。いくら立派な選手でも、練習を怠るとすぐに成績は落ちてしまいます。
現役で活躍するためには、いくらベテラン選手であっても絶え間なく努力をしなければならないのです。それがまさにプロの世界なのです。
監督が選手たちに過酷な訓練をさせるのは、それだけその選手に期待を寄せているからこそであり、次の試合で活躍してほしいからなのです。期待もしていない選手にはトレーニングもさせません。ただ戦力外通告。あなたはうちのチームに要らない。出て行ってくれ…と引退させてしまうでしょう。
私たちの信仰生活においても同じです。私がイエスを信じたのが何年も経っているのに、このくらい信じたら、もう試練はなくてもいいのではないだろうか？でも、こんなに試練が絶えない…こう思われたら、一度心を入れ替えて見ましょう。イエス様が私を引退させないように、次の試合でも私を捨てずに現役として走らせようと、私の活躍を期待してくださっているので、今の私をこのように訓練させられるのだ…これは単に言葉遊びではなく、これこそが私たちを愛してくださっている神様の本心なのであります。
世を愛しパウロを捨てて行ったデマスは、信仰の中で引退してしまいました。スポーツ選手にとって優れた成績を残しての引退は名誉なことですが、信仰の中での引退は霊的な死を意味します。信仰の中で名誉なことはただ主に召されるその日まで主の仕事を担いながら現役の信仰を持って走る人生なのであります。
我々は引退選手の信仰を持ってはいけません。現役選手の信仰を持たなければならないのです。私たちがいつどこにいても、錆びつかない現役選手の信仰を持って、世の中を頼るのではなく神様を頼り、神様から与えられた使命を担い、神様と共に走って行って、遂にパウロのように義の栄冠を受けられる皆様であらんことを、主の御名においてお祈りいたします。
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