|
私たちは、時折、何の感動もなく、喜びもない信仰生活を続けていると思えることがあります。その理由は、主が私の信仰生活に対して関心を持っておられるという事実を知らないからです。もし主が私の一挙手一投足に対して大きな関心を持っておられ、今この瞬間も私を見ておられるということを知っていたなら、私たちは、そのように退屈な信仰生活を送らなかったはずです。
聖書は、何度も最後の裁きについて記録しています。私たちがこの世で生を終えた時、いや、それ以前であっても、イエス様が再びこの地に来られた時は、必ず裁きがあります。これはあるかも知れないし、ないかも知れないというのではありません。必ず私たちは、その裁きの座の前に立つことになります。
では、この裁きとはどのように行われるのでしょうか。聖書によれば、その裁きの座の前にいくつかの本が開かれておりますが、そこには私たちの行いの内容が全て書かれているといいます。その場に立った時、その内容が私たちにも見えることになるかも知れないという想像をしてみました。それが本当なら、そこには、どんなことが書いてあるでしょうか。
その本には、私たちの行いの中で良いもの、悪いものの全てが書かれているはずです。もし私たちが、その記録を見ることができるとしたら良いことであれ悪いことであれ、間違いなく驚くことになるでしょう。なぜ驚くでしょうか？それは他でもない、こんなものまで書かれているの？これは大したことないと思っていたのに、何気なくしたことだったのに…と、我々は驚くことになるでしょう。
それほど大したことないと思っていたのに…、
その瞬間、神は見ていないと思っていたのに…、
神は私たちにあまり関心がないと思っていたのに…、
しかし、その結果、どうなりましたか。
今日の本文のように片方は永遠の命を得ることになり、もう片方は永遠の刑罰を受けることになるという大きな違いをもたらすことになったのです。
それほど大した事ないと思っていたのに…ではなく、
主が大きな関心を持っておられるということを知っていたなら、
その瞬間、神は見ていないと思っていたのに…ではなく、
その瞬間、神が見ているということを知っていたなら、
それを知っていたら、愚かな行動をしなかったであろうし、その結果、永遠の刑罰を受けることもなかったことでしょう。
今まで私たちが生きてきた姿、私たちの信仰の姿を後悔したりしませんか？後悔が良いことだとは言えませんが、しかし、まだ遅くありません。時間があります。後悔することがあれば、今、徹底的に後悔し、そして、明日から新しい一日を始めて下さい。神は私たちの行い、私たちの信仰生活に関心を持っていないのではなく、私たちの行いの一つ一つに、私たちの信仰生活の一つ一つに大きな関心を持っておられることを、忘れてはならないでしょう。
終末の日に、主から永遠の罰ではなく、永遠の命を得られる、救いを得られる私たちでありますよう、主の御名によってお祈りいたします。
|
