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神様は私たちを導いてくださいます。私たちを守ってくださる神様です。時には人生の中で、うまくいかなかったり、問題が起こったり、心は不安になり、お金もなく、健康もすぐれず、あれもだめ、これもだめ、お祈りをしても何の感動もない、何も解決しない、聖書を読んでみてもみんな同じような言葉ばかり、教会に行ってメッセージを聞いてみてもいつも似たりよったり。このような時に訪れるものと言えば、絶望であり、挫折であり、苦しみであり、逆境であると言えます。
ある人は、このような時期をたとえて、私たちの人生における、暗くて長いトンネルだと言います。
みなさんは、どうですか？このような時期をトンネルにたとえたというのは、まことに言いえて妙です。そうです。それが、人生において、信仰においてのトンネルです。しかし、人々はこのようなトンネルの悪い点だけを考えます。暗いトンネル。左右がふさがれて、いつ終わるかもしれないトンネル。絶望の象徴であり、逆境の象徴としてトンネルを思い浮かべることがあります。しかし、トンネルとはこのように悪い点しかないのでしょうか？
みなさん、トンネルのいい点を考えてみましょう。どうですか？
まず、トンネルの中では、迷子になる心配がありません。トンネルによっては多少複雑なつくりになっているものもあるでしょうが、ほとんどのトンネルは一本道です。迷子になろうともなりようがありません。これが、どれほどありがたいことでしょうか。
第二に、トンネルはただ、前を見るしかありません。人生において、どうして時間やお金の無駄遣いをすることになるのかというと、神様を見ずにあちこちわき見をして、そして結局、時間やお金を浪費し、健康までも損ねてしまうのです。トンネルでは、そんな心配はいりません。私たちの前を行かれるイエス様だけを見て、その後を追いかけるだけでいいのです。
第三に、トンネルには必ず出口があります。出口のないトンネルはトンネルではなく、単なる洞窟に過ぎません。私たちがトンネルの中を通っているとしたら、必ず出口があり、そこまで導いてくださる方はイエス様であるということを信じましょう。
第四に、トンネルは近道なんです。人々がなぜトンネルを掘るのでしょう。そこを通る人々に挫折や絶望を味わせるためですか？苦しみや苦痛を与えるためですか？いいえ、違います。
人々がトンネルを掘る最も大きな理由、それは時間を縮めるためなんです。もしトンネルがなかったら、大変な遠回りをしなくてはなりません。これはとても大きなタイムロスにつながります。
人生のトンネル、信仰のトンネルもしかりです。ヨセフがエジプトの総理になった時期も、ダビデが王になった時期もみな30歳の時でした。これはとても早い出世です。しかし、このような背景には、彼らが通ってきたトンネルがあったということです。
10余年という歳月が短いですか？いいえ、長いです。ほかの人より1年でも後れを取ったとしても悔しいのに10余年だとしたら、これはただ事ではありません。ですが、そのあとに神様から受ける祝福が待っているのです。その祝福はどうすれば受けられますか？それは、人生の、そして信仰のトンネルを通ってきたからこそ受けられる祝福なのです。どのような困難に遭ったとしても、私たちを愛し、私たちを導いてくださるイエス様を信じ、決してあきらめたり挫折したりせずに、ただイエス様だけを見つめ、そして、信仰の中で「先頭になる者」とされる、皆様であらんことをお祈りします。
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